既得権益 [日記]

ウチは、広告も宣伝も特にしません。

しないから、患者さんが来ません…。

仕事がなくて廃業する人もいるし、結構のんびり仕事している人もいるし。

ありがたや~。

わりと一人が好きな方なので、暇でも余り苦にならなかったり…。

仕事がなくなったら、若いくせに隠居を考えてみたり…とか勝手な事を。



本当は、これじゃイケナイんですよね。



今日も、患者さんから

『知り合いに寝たきりの人がいるんだけど、痛くて困ってるらしい』

と紹介される。

それに甘んじて営業努力(?)というのを知らないでいる。



生活のために仕事をするのは当たり前だけど、仕事ってのは、そういうもんじゃないのかも知れない。



他人の家の前を通り過ぎる時、何となく住んでる人の様子が伺えます。

何人住んでて、どんな人が住んでて、例えば寝たきりの人が居るとか居ないとか。



困ってると言われれば、はい!頑張ります!となるけれども、それって消極的この上なし。

困っている患者さんを見つけ出し、より良い方向へ導けるようにしないとイケナイんだろうな~。

というのが社会への奉仕。



同期の友人が、僕の自宅の近所で開業した。

開業直前の広告が遅かったとかなんとかで、今バタバタしていると呟いている。

患者を創出するという意味では、もはや整骨院も鍼灸院も飽和状態。



僕が、広告や宣伝をしないというのは、既得権益があるからです。

今の患者さんにとっては、その方が都合が良いということもある。

まるで紹介制、会員制のようだ。

こういうのは嫌いじゃない。

でも…?という事も考える。

(患者さんの)利益を守るということは、独占させても良いということにはならない?



自分の知らない所で、徐々に患者さんのネットワークが広がり、ある種のコミュニティが形成されている。

僕という存在も含め、治療院の存在自体が、自らのコントロールを外れ、周囲の患者さんの思惑通りに運営されている。
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