あの先生、薬出し過ぎ。 [日記]

BGMを僕の好きなBonnie pink『Ocean』にしました。

最近は、往診の最中もずっと同じ曲をエンドレスリピート。

3分程の曲なので、一日に数十回聴いています。





『あの先生、薬出し過ぎや。だから調子が悪くなってると思う』

と言ったのはある患者さん。

『もう十年も診てもらってるけど、身体に触れたのは1~2回ぐらい、聴診器も当ててもらったことない』

受診の度に、10種類余りの薬を処方されるそうです。



今回は、お腹が膨れて肩が重たく、おしっこが出ない、38℃の発熱。

『なんやろな~、風邪かな』と風邪薬をもらったそうです。



僕が子供の頃からお世話になっている内科の先生は、必ずベッドに寝かせてお腹やら首を触診します。

手で直接触れてもらうのって、なんだか安心感があるんですよね、意味は分からなくても。



患者さんが納得できなければ、悪い医者のレッテルを貼られる。

それは、僕にも経験があります。

擁護するつもりはありませんが、そのドクターが何故そうするのか、僕なりの見解を示します。



鍼はたくさん打つと有り難がられるけど、薬はそうじゃないんでしょうかねぇ。

僕もあまり多くの鍼を打つ方ではないので、鍼の本数が少ないと、患者さんからは不満の声が…(=_=)

鍼の本数は、少ないほど精度が高い、そう思っています。

マシンガン並みに打ちまくっても、その無駄の多いコト多いコト。

患者さんの体力を無駄に削ぎます。



終いには、『ヤブだ』と言いだした。



誤診はいくらでもあると思います。

僕も何度も見逃しています。

もっと早く発見して専門医に紹介していれば、それだけ早く患者さんは快復していたでしょう。



逆に、全く治せなくても、話だけはしっかり聴いてくれる、そういうお医者さんは、良いお医者さんに映るんでしょうか。



僕自身も知識に乏しいので、アタマの引き出しから引っ張り出した情報で、現在の状況を説明します。

ただし、鍼灸師は病名を告知したり、診断することが出来ませんから、『たぶん○○じゃないかな~』とか言って濁します。希望があれば、知ってるお医者さんを紹介もします。

その患者さんの主治医とは連絡をとる規則があるので、今回の件について、どうやって報告すればギクシャクしないで済むか悩みます。

主治医は、そう簡単に変えられませんからね、特に高齢の場合は?
タグ:誤診 触診
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