Parkinson's disease(パーキンソン病)と鍼灸治療 13 [日記]

理学的に求めること。

時間が掛かっても、効果のあることを実行すること。

中途半端では意味がない。



あれほどカチカチに固まっていた下肢が、柔らか味を帯びた感触になっている。

はて、これはどうしたことか?

最近、こういう場面によく遭遇する。

棚からぼた餅のような喜び。

もちろん、待っているだけでは結果はついてこない。

少しずつだが、確実に成果が現れて始めている。



自分で探して見つけたように思えても、もしかすると、神様が用意してくれたプレゼントを一つずつ拾って行ってるのかもしれない。

それほど、人の治る力は良く出来ている。

鍼をする度、リハビリをする度に、人の治る力を思い知らされる。

結局のところ、治療というより、薄く下書きされた地図の上に自分で境界線を書き込んでいるだけかもしれない。

患者さんは、それを治療と呼ぶ。



治療とは、人体の神秘を読み解く作業に他ならない。

鍼灸師は、ただそれに従うだけ、命の従者。
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旅爺さん

鍼って本当に痛くないんでしょうか?
だとしたらなぜ痛くないのかな?
by 旅爺さん (2012-07-06 08:31) 

kaya

> 旅爺さん 様

いつもありがとうございます。

ご質問の、『鍼って本当に痛くないんでしょうか?』ですが

鍼を刺すんですから、当然痛いに決まってます(笑)

但し、出血はしません(稀にありますし、意図的に出血させる方も居ます)。

ところで、蚊に刺された時の痛みは気になりますか?

蚊の場合は、針というより口としての構造になるのかもしれませんが、顕微鏡で見ると、のこぎり状の口(針)とか、ストロー状の針とか、色んな構造が組み合わさって、血を吸っているんだそうです。

鍼灸の針は、そんなに複雑ではありませんが、痛くしないように刺すのは、おまじないの効果です!!!…というのは冗談で、痛くないように刺す工夫をするんです、技術的な問題です。裁縫用の針でも、工夫すれば痛くないように刺せるかもしれません。ただし、先端部分の構造に違いがあるようなので難しいかもしれませんが…。

案外、人の痛覚って曖昧なんですよ!

ちなみに、僕が今までに刺したことのない場所は、眼球と生殖器ぐらいかな…。
by kaya (2012-07-06 23:30) 

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