診療時間 [日記]

厳密には鍼灸院において、診察とか治療とか医などの語句を使ってはならないはずですが、今回は便宜上、診療時間とします。

インターネットは、今や公共性を強く有しますが、それでも、道端に置いてある看板と比較すれば、まだ法律的に緩い位置づけをされています。

どういう意味かと言うと、鍼灸院が掲げる看板には、広告してはならないもの(例えば適応疾患とか?)が多い。

診や医、治療という語句は、自治体によっても判断は様々ですが、原則禁止なはずです。

インターネットの場合は、この規制が無いに等しい。

インターネットを閲覧するには、見る側の条件が整っている必要があります。

誰でも閲覧できる環境には無いというのが前提です。

つまり、鍼灸院ほか整骨院にしても、インターネットで書く分には、(倫理性は必要ですが)書き放題という訳です。

国家資格を有するという事は、国家によって免除される部分もある反面、制限が大きく掛かります。

整体やリラクゼーションマッサージなどの、法を抜けた業務というのは、この部分の規制が無いに等しい。

医療としての、範疇から外れているという意味です。



鍼灸院の場合、生命に関わる病気で受診される患者さんというのは、皆無だと言って過言では無いでしょう。

だから、救急というカテゴリーは基本的に必要ありません。

本日の受付は終了しました、特に、日曜日や祝日、土曜日の午後など、多くの鍼灸院では休診日に定めている所も多いはずです。

実際の施術業務の他にも、やるべき事はたくさんあるので、全ての時間を施術に割くことは出来ません。



そんな中、土曜日は緊急の患者さんの多い日でした。



話は少し脱線しますが、往診の適用はどのあたりから?という疑問です。

往診の可否は、歩行困難であるかどうか?が基準になります。

歩行困難というのは、自立歩行が可能かどうかを問うていると思います。

膝が悪くて、安全に歩行が出来ない、これは判断としては、少し根拠に乏しいかもしれません。

脳梗塞後遺症で、屋外を安全に移動できない、これは妥当でしょう。

鍼灸師が往診をするにあたって、多くの患者さんは、整形外科疾患を患っている人が少なくありません。

膝が悪くて歩けなくても、車は運転することが出来る。

だとすると、車で通院することが出来るはずです。

でも、運転免許が無かったら、外出することは出来ません。

また、運転するための十分な身体機能が無ければ、免許は交付されません(例えば視野欠損とか?)。

患者さんの中には、往診してもらう事を当たり前だと思っている人もいるし、逆に申し訳ないと思っている患者さんもいます。

往診にはもちろん医療費が掛かりますが、必要な患者さんは、恩恵に与るべきだと思います。



さて、診療時間ですが、緊急の患者さんをどう受け入れるかという問題です。

当院は今のところ、時間外診療加算を請求していません。

スケジュールが合えば、可能な限り受付けるようにしています。

患者さんにとっては、都合の良いことですが、逆にこれが問題になることがあります。

いつでも受付しているということは、受診が疎かになる場合がある。

結果として、悪化する場合がある。



自己管理というのは、時間の管理に等しい。
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