人生初の経験でした… [日記]

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渋滞につかまって、オーバーヒートと言うのは、たまに耳にしますが、まさか山道を登っているときにそれが起こるとは…思ってもみませんでした。

車のエンジンを冷やす機構として、ラジエーターがありますが、冷却水が循環しています。

空冷エンジンでは、主に走行風で冷やすものと理解していますので、オーバーヒートする可能性も少なくないんでしょう。

水冷エンジンでは、冷却水によってエンジンを冷やすので、風に当たらなくてもある程度の冷却性能を維持できるようです。



往診先の患者さんの家が、結構な山の上にあります。

軽自動車には、少し辛い仕事だったのかもしれません。

決してラリーごっこをしているつもりは無いのですが、土地柄なのか高級外車のような大排気量の車が多い地域です。

交通の流れを乱さない程度の速度は必要です。

たぶん、車同士が接触したらコッチの車が段ボール箱のように潰れてしまいそうです。



ウンウン唸るエンジン、或る時、キュリィキュリィキュリィィィと音がして、プシューと何かが抜けた音がしました。

ギリギリで目的地に到着したので、車体下を覗き込むと、何やら緑色の液体が(T_T)

ラジエーターが壊れたかな~って、ちょっと落胆。

その日は終日、車が必要な一日でしたので、相当焦りました。

しかも、この山中から抜け出すことも出来ないかも…。

お盆時期ですから、JAFの出動要請も多いはずです、救援には時間が掛かる事が予想されました。



取り敢えず、空っぽになったリザーバータンクに水道水を補給して、暖房を全開にして山道を下ります。

暖房を全開にすると、放熱するためか若干冷却水の温度を下げられると聞いたことがあります。

水が減っている気配がないので、少々不安でしたが、そのまま次の往診へ向かいます。

修理工場が閉まる少し前、駆け込み。

著しい損傷個所が無い…ということでした。

う~ん…。

結局、山道を登る際に、エンジンに過度の負荷を掛けたことによって、圧力バルブが変形していたそうです。

ラジエーター内の圧力(?)を正常値に保つことが出来ず、タンクに逆流した…そう結論づけられました。

レースやラリーなんかで、オーバーヒートはあるかもしれませんが、まさか一般公道でも、地理条件によっては、こういう事も起こるのだと、改めて反省しました。

単に扱いが荒いだけかも…?


たかが軽自動車のしかも仕事用途の車に、そんなことまで…とも思いましたが、水温計を装備しようかと考えています。

押入れに、昔使っていたものが眠っています。

久しぶりに掘り出してみようかと思います。

計器類を取り付けると、コックピットのようになります。

一時期、カッコいいと思って、無闇矢鱈に取り付けていた時期もありましたが、今回は恐らく必要です。

車の性能限界近くまで、酷使していたみたいですから、壊れて動かなくなる前に、安全のために。



温度管理は大切です。

五感を研ぎ澄ますことも必要ですが、数値化して目視することも必要です。

病院の血液検査の結果と似たようなものかもしれません。

あとは定期的なメンテナンス。

夏の暑さで疲れた車を労わってやることも必要です。

案外、バッテリーが疲れているかもしれません。
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