リストランテとトラットリアの違い [日記]

ある往診先での話。

「トラットリア」ってどこかで聞いた事があるんだけど…と。


イタリア料理のお店なんかでは、よく「トラットリア」を冠する事がありますよね。

僕も意味はよく知りませんでしたが、要するにイタリア語で言うところの「大衆的な」とか「台所」とかいう意味だと思ってました。

多分これ自体は強ち間違いじゃないと思うんですけど、もっと厳密な区分があるそうなんです。

丁度その時、東京から帰ってきていた息子さん(60代後半?)が居て、その説明をしてくれました。




(以下、間違いがありましたらご指摘ください)

「リストランテ」というのは、本来フルコースを提供するお店のことだそうです。

日本ではそれほど厳密な区分はないそうですけど、海外では「リストランテ」を冠するためにはいくつかの条件が必要なんだそうです。

詳しく覚えていませんが、例えば正装が必要だったり、アルコールを提供するための専用の免許が必要だったり…。

一流と呼ばれるリストランテでは、入店前に正装を貸出ししてくれるそうです(つまり、カジュアルな服装では入店すら許されない)。

個人的には、昔なら、客を選ぶなんて傲慢だ!とか感じていたかもしれませんが、今となっては、そういったハイエンドなサービスを受けるための最低限のマナーなんだと思うようになりました。

服装やマナーは相手に与える印象を組み立てます。

そう考えると、それは一種の思いやりと言い換える事が出来るのかもしれません。

対して、トラットリアというのは、フルコースではなく、何て言うんでしょう…一応フルコースに相当するメニューは準備してあっても、その中で好きなモノを選ぶことが出来るということでしょうか?

食事におけるマナーと、食事に対する礼儀というか儀式の違いみたいなもんでしょうか。



以前、ある料理学校の校長先生のブログを読んだ時、その中には、日本食を食べる時、「途中でお茶を飲むのはマナーに反する」という文章があったように記憶しています。

何故か?という具体的な話については忘れてしまいましたが、個人的にも料理の味を損なうので途中でお茶を飲む事は普段しません。

アルコールの種類を変える時など、水を口に含む事はするかもしれませんが、それ(酒)以外に水分らしい水分は汁物ぐらいでしょうか。

ただし、高齢者など咽喉に詰まり易い状況の場合はどうするのか?という疑問が湧いてきた記憶もあります。

粥状になるまで咀嚼するための唾液が十分に供給されな場合、やっぱり水分は必要なんじゃないかな…と。

でも、それに関しても、各科のドクターの見解によれば必要ないとのことでした。

唾液の分泌を抑制するからかな~?
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