無差別大量送信mail? [日記]

間違えてコチラにメールされているのでしょうか?
このようなメールを大量に送られますと、業務に支障をきたします。
どうか、これ以上のメールの送信はお控えください。

○○人・○○○○の会
事務局


と、何やら見覚えのないaddressと文章。
えらくご丁寧ですが、こちらからmailを送った記憶はありません。

送り主はinfo@one-都市名.com

最近でも、よくテレビにも出ている(昔は金髪メガネだった)あの人が代表のようです。

たぶん、その患者さんが、mailの宛先を複数指定したために、誰宛てにmailが送られたのかが、受信者全てに漏洩しているんだと思います。

或いは、その患者さん宛てに送信されたmailが、特定の相手(今の場合だと僕になります)に自動転送されるような設定になっているのかもしれません。



時々、全く見知らぬ別のaddressから、恐らくその患者さん宛てに返信されたであろうmailが送られてきます。

まるで、その患者さんと会話しているような内容の一端です。

もしかすると、自作自演でその患者さん本人が2人の人物を演じているのかもしれませんが…。



今回のinfo@one-都市名.comは、実在する会であり、そのaddressを騙ってmailを送信してくるという事は多分できないでしょうから、その会の事務員の方が実際に対応したのだと思います。

恐らく、他にも大量にmailを送り込んでいる、その可能性が高いです。



決まり文句は

「業務時間外に失礼します」

から始まりますが、一見丁寧な文句で、その内容は全くもって個人的、文章の構成も稚拙で内容の解読も困難です。

同じようなmailが他の人にも送られているとなると、相当な負担、業務に支障が出ているはずです。



患者さんが治療院を受診するに当たって、遠慮する必要はありませんし、治療者も本来の業務を全うするために、開業しているのですから、そのあたりは当然問題ありません。

ただ、どんな店でもそうですが

「お客様は神様」と言いますが、やはり店の主人はその店を切り盛りしている人で、一番偉いのもオーナーです。

お客さんが一番偉いのではなく、その店の主人が一番偉いのです。

だからこそ、その店の中で起こる事に関して全責任を負い、顧客を守るという使命が生まれます。

一番偉いというのは、全ての汚れ役を請け負うということです。

決して楽なことではありません。



情緒的に不安定であることは否めませんが、それで許される事ではありません。

許される事ではないというのは、今後その患者さんの行き場がなくなるという事です。

咎めているという訳ではありません。



要治療であり、精神科に通院している、適切な治療を受けている履歴はあります。

うつ病の患者さんも幾人かおられますが、経過は様々です。

精神科医に、本当は話を聴いてもらいたいのだけれども、一言二言経過を聞かれただけで、あとは薬の処方だけ。

今考えれば、これが標準で、正解なのかもしれません。

患者と一線を引くという事がこういう事でも、構わないのだろうと。

もちろん経過は思わしくありませんが、患者から広がる被害の拡大は抑制出来ているのかもしれません。

中には、通院を自己判断で中止し、自立の一途を辿っている患者さんもいます。

これが正解だとは言えませんが、結果的に社会復帰を果たしています。



ただ、僕は精神科医でもないし、臨床心理士でもないし、カウンセラーの看板を背負っている訳でもありません。

鍼灸治療によって、状態が好転する患者さんもいますが、カウンセリングという高度な技術を標榜するつもりはありません。

問診と心理カウンセリングは違います。

多くの場合、患者さんの話を丁寧に聴くことで、症状の全容が明らかになり、その時点で症状が改善することもしばしばあります。

しかしながら、問診はあくまで問診、治療のための布石です。

問診自体が治療行為にはなり得ません(と思います)。



実を言うと、この数日、受診拒否にしています。

拒否することによって生まれるリスクも当然存在しますが、どんな状況であっても自分が全て受け入れられるという状況はありません。



拒絶というのは、他者と自己を隔てる唯一の手段です。

人の指もまた然り。

人が発生する段階で指が5本に別れるということは、5本が互いに拒絶し合っているからです。

その中で各指が協調しても、矢張り別々のモノなのです。

どんなに頑張っても、一度離れた指が再び融合することはありません。

拒絶って、一見ネガティブな見方かもしれませんが、人の温もりを知る唯一の手段なのかもしれません。
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