走り書き [日記]

実際の生活を垣間見てみないと、何に困っているのかは正直分からない。

転倒のリスクが、具体的にどういう状況で高くなるのか、何が出来て、何が出来ないのか。

(医療・介護)リハビリでは、一定のカリキュラムがあるようで、個々の状況に応じて施術してくれるとは限らない。

費用的な制約があるから決して満足できる環境にはない。

こちら側の見解としては

「こうやって継続していくことで予防に繋がります」

とか、そういう言い訳じみた言葉を並べることになる。


果たして、それが良い事かどうか、などと言う事は、もうすでに議論に上がる余地すらない。

善し悪しの尺度で測れるところではない。

時々、思う事がある。

このまま、そんな環境でリハビリを続けて患者が望む状況に到達できるのだろうか?

というより、到達できるかどうかという希望は有って無いようなもので、もし希望を直視しようものなら、或いは幻滅するしかないという事を、知っているから、誰も聞かないようにしているのかもしれない。

良くなる良くならない…ではなくて、今続けていることを、今後も続けていくことが、つまりは生きていく糧になっている、そういう事かもしれない。

病気と闘うことで、痛みと闘うことで、生きる糧とする。

そういった境遇の人もいるのかもしれない。

なんか悲しいな…って思うのは、僕が健康だからかもしれない。



面倒臭いからって、患者に嘘をついちゃいけない。

人が治るためには、相当な労力が要る。

ある患者さんはこう言った。

「私はもう高齢だから、これ以上医療費を使わないで欲しい、だから薬は要りません」

と言って、診察だけを受ける人。

ドクターも

「あなたは、お薬が要らないんでしょ?」

と言って、必要最低限のお薬を処方している。

脳に腫瘍があって、血圧だけはcontrolする必要があるんだそうです。



国民皆保険は、日本が世界に誇る最強の医療制度だそうです。

確かに、病院に行っても治療を受けられないなんてことはあまり聞かない。

先日、乳がんが見つかった患者さんがいた。

数か月前から、左乳房が小さくなってきたことを気にしていたようだが、僕は気が付かなかった。

60歳の検診で偶然見つかった。

殆どの薬に対して身体が拒絶反応を示す。

癌治療を受けるために仕事を続けている。

仕事を辞めれば、治療が受けられない。

身体は休めなければならない、でも仕事はしなければならない。

僕のところでは、治療費の滞納は未だ無い。

でも、今後の治療費が嵩み、医師の推奨する治療すら受けられなくなる状況が来るのかもしれない。

何故だが、高額医療費の還付が受けられないという状況。
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