患者力 [日記]

最近、足繁く鍼灸整骨院に通っている。自分ではかなり真面目な患者だと自負している(笑)

症状は、左母指の付け根の痛み。仕事で使うから痛いというのもあるが、微妙な支障が出るので原因追求を望んでいる。症状自体は酷くはない。麻痺という程のものもないのだが、僅かに運動障害があると思われる。動かないわけではないので、放っておいても問題ないかもしれないが、精度を要する作業では障害を認めざるを得ない。病院を受診したら、異常なしと言われるか、強いて湿布を処方される程度だろうと思う。精密検査なんて絶対にしてくれないだろう。というわけで、信頼のおける後輩の治療を望むに至っている。

自分で治療出来ないのか?とは聞かないで欲しい。時には他人の治療を受けたいと思うし、そういう時にも発見がある。でも本当は、自分で治療するのが面倒なだけなんだけど…(=_=)

明らかな痛みがある場合は判り易くて当然なんだが、症状が症状としてハッキリしない場合?は、診断に技術と時間を要する場合がある。困らせてゴメン。今日で何診目だっただろうか。

ある程度の知識は持っているので、自分なりに思うところを述べつつ、治療の役に立てて欲しいと思っている。

一般の患者さんは、こういう時、どのように治療者に説明するのかと考えてみる。

訴え自体は正しいが、しかし病態を詳しく表現できているとは限らないように思う。僕自身もそうであるから、医学的知識のない患者さんなら尚更だと思う。

子供や、言葉の通じない相手、治療は時に直感と経験にしか頼れない場合もある。問診が出来ない状況がよくある。

話が出来る者同士は、よくよく話をしてみると良い。揉んでもらうだけ、訴えるだけでは到底辿り着けない。治療者もそうだが、患者側にも対話力が必要だ。自分の希望や意志を出来るだけ明確に簡素に伝えること。

患者が働きかければ、治療者は必ず応えてくれると思っている。

遠慮はしないこと。自分の思うことを存分に話すと良い。

それを嫌がる治療者は、所詮その程度の器しか持てない、小心者だと理解するしかない。

患者は損をしてはならない。

治療者の能力を最大限発揮させることが、患者の最大利益に繋がる。
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きりたん

なるほどねえ~。
しっかり話す患者としっかり聴くお医者さんという関係が
理想的なんですね。
by きりたん (2012-04-28 20:46) 

elm

患者力って、いい言葉ですね。
by elm (2012-04-28 21:32) 

大摩

実際の臨床では実現困難な場合が多いですね。話を十分に聴けないということは絶対的悪ではないけれども、できればそうしたいというジレンマがあります。難しいですね。理想を追えばキリが無い。
by 大摩 (2012-04-28 22:07) 

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