大真面目に、独歩できるようにしてみる 2 [日記]

変わる、という瞬間が最もハイリスク。



ベッドで横になっている時は、それほど感じなかったことが、いざ立ってみると、全く違った世界になる。

2本の脚で立つということが、どれほど困難なことか、それは僕には到底想像できない。



重力に抗して、自らを奮い立たせる。

自然の流れに身を任せ…なんて言ってるけど、そもそも生命は、その恒常性を維持するために、環境に対して何らかの抗いを示している。

つまりは、それが生存するということなのかもしれない。



生命は常に新しいものを取り込み、一瞬として同じ状態はない。

昨日と今日は違う自分、さっきといまもちがうじぶん。



後遺症で動かなくなっていた手足が少しずつ動くようになってきている。

実際には、廃用(使わないから使えなくなること)が主な原因だったと思う。

動かすというのは、その人の意思が関わってくる。

ただ単に、硬縮を予防するために、手当たり次第動かしてもらうのでは足りない。

動くというのは、その人の意志が必要。

人は機械じゃない。

命の器。

心の機微。



リハビリというのは、心と身体を繋ぐ作業。

脳とか神経とか、そんな難しい話はあまり大事じゃない。



良くなってくると、人って笑うんですよね。

怒ったり拗ねたり、泣いたり落ち込んだり。

色んな感情の渦が取り巻いて、その人のパーソナリティを再構築していく。



人は、この場で生かされてる。

人は、表現者。

舞台に上がるも降りるも、人それぞれ。

どのように表現するかも自由だ。



でも、最高の舞台は準備してやりたいと思う。
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きりたん

赤ちゃんは、寝がえりが打てるようになって、
そのころ、反ったりもできるようにもなって、
とりあえず、お座りができるようになって、
はいはいをして、
その間に腕や足にだんだん力が入るようになって、
ぐらぐらしながら、つかまり立ちをして、
ぐらぐらしながら、歩き始めます。
大人も同じ行程をたどるんでしょうか?
それとも、大人と赤ちゃんとは異なるんでしょうか?

by きりたん (2012-08-12 22:48) 

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