汚染こそが命の根源? [日記]

今日は、同僚の誕生日だったので
職場の近所にあるお寿司屋さんに行ってきた

興味深い話を聞いた

まだ、開業して一か月も満たない、まだ新しいお寿司屋さん
水槽があるんだけれども、カラッポ
まだ水(塩水)が新しいので、魚を容れてもあまり元気が持たないらしい
ある程度、時間が経過して適度にバクテリア(?)が繁殖して、水が見た目には分からないぐらいに濁っている方が活きがいいのだそうだ

赤貝は足が早くて、剥いてしまえばもうすぐに死んじゃうらしい
対して、アワビは、2~3日は活きているらしい(高級なだけに体力ある?)

キレイ、キタナイで言えば
キレイの方がいいのだろうけれども
ここで言うキタナイはそうではなくて、命のごった煮という感じだろうか
色んな生命が混ざり合って、不透明な部分がある方が、よっぽど生命っぽいのだと思う

ちなみに、お寿司屋さんは最悪…とまではいかないけれども
多分、しばらくは再訪しないと思う
あと、2、3年しても営業してたら、もう一度覗いてみようかな
魚はまぁまぁ美味しいぐらいなんだけれども
舎利がイマイチだった(あと、海苔も)
(というより家で食べる手巻き寿司の酢飯レベル)
ネタとシャリの温度差なのかな?
温かいご飯の上に、ブツ切りにした刺身が乗ってるだけという印象
隣のお客さんが頼んだお寿司は、俵型のオニギリみたいだった
見た目がブサイク
写真も撮る気すらしなかった
もしかすると、漁師握り?みたいなのは、こんな感じなのかな???

お寿司って、本当に難しい料理なんだなと思った
ただ、握って出せば良いということは全然なくて
刃の入れ方や、温度管理、もちろん味付けも
その何かがちょっとでも違和感を感じると
あの一貫のお寿司が、妙に台無しになる

ただ、一握りのお寿司を食べてもらうために
途方もない下準備があって
お客さんの口に入るまで
絶妙な管理下で繰り広げられる勝負
「うまいっ!」って唸ったら、きっと凄い嬉しいんだと思う
(…自分の鍼に置き換えて妄想してみる)

その時々の最善のタイミングで
お寿司と舌がシンクロする瞬間…
たぶん、すっごいシアワセ~(T_T)

寿司屋の大将は、まだ若い感じ(僕と同年代だと思う)
お父さんが手伝いに来ていた
お客さんが来るたびに嬉しそうにしていた
そんな親父さんを見て、ちょっと泣きそうになった(なんでだろ…)

主役の同僚には悪いけれども、早く店を出たい気分だった(不味いから)
なのに、同僚は「美味いねぇ~、ありがとう!」って連発してくれてた
こんなに喜んでくれているのに、「不味いなぁ~」って、気分が優れない自分が愚かだった
こういう考えを持つのって、自己満足とか虚栄心とか、そういう事かもしれない
或いは、味の好みは個人差があるにせよ、そう言えば最近の同僚の味覚がちょっとおかしくなっている気がする(かなり真面目に心配している)
この前、食べた鶏の白肝のお造りを美味しいと言っていたが、あんなに苦くてエグイのは、たまらん(前のと違う!)
あ、もしかしたら僕の方が味覚障害なのかも…(-_-;)

というより、味に対して過敏になっているのかもしれない
先月の事だったが
赤ワインの連続返品騒動が我が家であった
いつもと同じ銘柄のワインをいつものように飲んだんだ
最初は誰も疑う事をしなかったんだけど、次第に異臭を確信するようになった
酢酸エチルアルコールという成分はワインの旨味の一つらしいけど
返品の検査の結果、それが異常に含有されていたという
それ以来、ワインには慎重になってるし、他の食べ物にも何だか過敏に反応しているのかもしれない
ちなみに、ワインは返品交換した3本全て味が違っていた
(同じワインを一日に3本も開けた事がなかったので、目から鱗の事実だった)
ワインって、こんなに個体差があるもんなんだと
(ワインの話は、おしまい)




お誕生日はお祝いする気持ちが大事なんだろうけど
年に一回の誕生日に、これはないやろ~(=_=)
なんとなく、自分自身にとっては不完全燃焼な一日でした



口不仁(くちふじん)=口に味を覚えないこと。 “三陽の合病、腹満、身重くして、転側し難く、口不仁、白虎湯之を主る”《傷寒論》
タグ:口不仁
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elm

そうですね、
魚も人も細菌やら何やらがいる場所が、
自然で住みやすいですね。

by elm (2013-08-10 21:38) 

大摩

>elm 様
汚染の話
実は、風の谷のナウシカの受け売りでした(^_^;)
by 大摩 (2013-08-11 00:43) 

きりたん

おお、ナウシカと言えば、植物が浄化してくれるんでしたね。
今は、部屋を浄化しますという説明文のついた鉢植えを売ってますね。
by きりたん (2013-08-11 22:09) 

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