ツボに当たった時の感覚、ツボが反応した時の感覚 [日記]

患者さんに対して、『ツボ』という言葉を安易に用いると困惑させてしまうことがある。

『筋肉』或いは『スジ』と言うと納得してもらえることが多い。

用語については、適宜選べばいいが、『ツボ』という言葉自体が不可解さを助長しているような気もする。



ツボに効いた時の感覚を、鍼灸師はどのように得ているのだろうか?という疑問がある。

鍼尖に感じるものなのか、気の流れが見えているのか。



僕は、高所恐怖症で、高い所に登ると脚が竦む。

太腿の裏に、何やら得体の知れない感覚が這う。

怖さの程度を計るために、何度か高所を試していると、次第に慣れてくる。

安全マージンを残して、岸壁のギリギリまで進み、踵だけで立っても、何とか耐えられるかもしれない。

でも、怖い(>_<)



鍼をしている時、ツボの反応を得る時の感覚は、これに若干にているような気がする。

恐怖感という意味ではなく、鍼とツボが合致した時、指先に引き込まれたり、突き放されたりと、まるで磁石のN極S極が引き合うような、或いは反発するような感覚らしい。

次いで、その感覚は指先から腕、肩、背中あたりに伝播する。

正体不明の感覚。

何となく、そう感じるというだけで、理屈は分からない。

僕の身体が緊張するための、一時的な神経症状なのかもしれない。

しかし、それに従って鍼を操作すると、期待したような効果が得られることが多い。
タグ: 得気 響き
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