父の日には、肩たたき券を? [日記]
ウチの親父は、気を遣う方らしい。
トレッキング(これを登山と言うと、なぜか不機嫌になる)を休日の日課にしている。
職業は大学職員だが、最近は受け持つ授業もなくて、しょっちゅうトレッキングに出掛けているらしい。
定年まで、あと数年。
仕事から老後の準備への移行期間かな?
今日は、父の日、6月17日(日)
家族で一杯やって、ほろ酔いの中、母親が
『今日は父の日だから、ちょっと腰でも揉んでやったら~』
と、niceアシスト、僕も消極的な方だから。
まさか、この年になって、小学生のように肩たたき券を発行することになるとは思わなかった。
同年代の男性と比較して、身体の遣い方はしっかりしている。
筋肉の質は良い方だ。
親父は、滅多に僕に身体を触らせない、というより遠慮している(父子なら普通のコトなのかな?)。
それは、僕がこの仕事をしているという事で、プロとして認めているからかもしれないし、それ以外の理由もあると思う。
しばらくして、『大学では、マッサージの授業があったのか?』と聞かれた。
『ないよ』と答える。
そもそも鍼灸の大学で、マッサージの授業は必要ない。
あるとしても、刺鍼の前に皮膚の緊張を緩和するための、前揉法ぐらいか。
しかしこれは、マッサージとは違う。
『独学』と答えた。
患者さんの身体に触れて教わることは多い。
親父は近所の整体に通っている。
『いま行ってる所より良いな~』と、ボソッと呟く。
正直に嬉しいと思う反面、当たり前だ!という自負の念もある。
『鞍替えしようかな』という言葉にドキッとした。
(親父には悪いが、どうかそこに通ってくれ)と思っている。
酷い息子だと思う。
今の自分のレベルは、中の下ぐらいだと思っている。
謙遜ではなくて、日本国内だけを見渡してもその程度だと思う。
ようやく素人レベルから少し脱した、その程度だ。
施術単価だけを比較すれば、僕の方が圧倒的に安い。
そう言えば、親父は『あそこはボッタクリだな』と言う。
『ボッタクリではない、世間的に見れば、そこの料金設定が妥当だ』と説明する。
どの顧客を相手にするか、それだけの違い。
金儲けしたいだけなら、今すぐにでも整体院を開業しようと思う。
決して甘い現実を見ている訳ではない、と確信があるから言っている。
高い学費を出してくれた、親父に対する礼儀かもしれない、これは。
まさか、テキトーな仕事をしているとしたら、落胆しただろうな…と思う。
自惚れと思われても仕方ないが、マッサージに関しては、自分より上手い施術者は数人しか知らない。
上手いの基準は、丹精込めて…であるかどうかの差が大きく占める。
中程度のレベルまでは、技術的な問題は飾りにしか過ぎない。
業(わざ)というのは、その雲を抜けたところに在る。
そこに医療という公的要素を取り入れると、社会的に有益であるかということが要求される。
特に、健康保険を扱う場合、それは国民の総意があっての事であり、個人を取り扱うという事とはまた別の意味がある。
国民医療費は年々増加傾向にある。
仕事をすればするほど増加する。
医療に関しては、売れれば良いという事にはならない。
もちろん、健康水準が一定に保たれた上での話だ。
医療の買い手を一定数に維持する必要がある、これは保険医療に関しての話。
その括りから離れるのが、自費治療だと思う。
これは、増えても構わないと思っている。
難しいのは、健康水準を一定に保った上で、医療費を削減すること。
如何に、取り残さず健康の底上げをするか。
トレッキング(これを登山と言うと、なぜか不機嫌になる)を休日の日課にしている。
職業は大学職員だが、最近は受け持つ授業もなくて、しょっちゅうトレッキングに出掛けているらしい。
定年まで、あと数年。
仕事から老後の準備への移行期間かな?
今日は、父の日、6月17日(日)
家族で一杯やって、ほろ酔いの中、母親が
『今日は父の日だから、ちょっと腰でも揉んでやったら~』
と、niceアシスト、僕も消極的な方だから。
まさか、この年になって、小学生のように肩たたき券を発行することになるとは思わなかった。
同年代の男性と比較して、身体の遣い方はしっかりしている。
筋肉の質は良い方だ。
親父は、滅多に僕に身体を触らせない、というより遠慮している(父子なら普通のコトなのかな?)。
それは、僕がこの仕事をしているという事で、プロとして認めているからかもしれないし、それ以外の理由もあると思う。
しばらくして、『大学では、マッサージの授業があったのか?』と聞かれた。
『ないよ』と答える。
そもそも鍼灸の大学で、マッサージの授業は必要ない。
あるとしても、刺鍼の前に皮膚の緊張を緩和するための、前揉法ぐらいか。
しかしこれは、マッサージとは違う。
『独学』と答えた。
患者さんの身体に触れて教わることは多い。
親父は近所の整体に通っている。
『いま行ってる所より良いな~』と、ボソッと呟く。
正直に嬉しいと思う反面、当たり前だ!という自負の念もある。
『鞍替えしようかな』という言葉にドキッとした。
(親父には悪いが、どうかそこに通ってくれ)と思っている。
酷い息子だと思う。
今の自分のレベルは、中の下ぐらいだと思っている。
謙遜ではなくて、日本国内だけを見渡してもその程度だと思う。
ようやく素人レベルから少し脱した、その程度だ。
施術単価だけを比較すれば、僕の方が圧倒的に安い。
そう言えば、親父は『あそこはボッタクリだな』と言う。
『ボッタクリではない、世間的に見れば、そこの料金設定が妥当だ』と説明する。
どの顧客を相手にするか、それだけの違い。
金儲けしたいだけなら、今すぐにでも整体院を開業しようと思う。
決して甘い現実を見ている訳ではない、と確信があるから言っている。
高い学費を出してくれた、親父に対する礼儀かもしれない、これは。
まさか、テキトーな仕事をしているとしたら、落胆しただろうな…と思う。
自惚れと思われても仕方ないが、マッサージに関しては、自分より上手い施術者は数人しか知らない。
上手いの基準は、丹精込めて…であるかどうかの差が大きく占める。
中程度のレベルまでは、技術的な問題は飾りにしか過ぎない。
業(わざ)というのは、その雲を抜けたところに在る。
そこに医療という公的要素を取り入れると、社会的に有益であるかということが要求される。
特に、健康保険を扱う場合、それは国民の総意があっての事であり、個人を取り扱うという事とはまた別の意味がある。
国民医療費は年々増加傾向にある。
仕事をすればするほど増加する。
医療に関しては、売れれば良いという事にはならない。
もちろん、健康水準が一定に保たれた上での話だ。
医療の買い手を一定数に維持する必要がある、これは保険医療に関しての話。
その括りから離れるのが、自費治療だと思う。
これは、増えても構わないと思っている。
難しいのは、健康水準を一定に保った上で、医療費を削減すること。
如何に、取り残さず健康の底上げをするか。
2012-06-17 22:40
nice!(3)
コメント(4)
トラックバック(0)
今晩は。
整体師さんですか?
親子仲良くでいいですね。
私は娘から…
よろしく。
by 夏炉冬扇 (2012-06-18 18:02)
> 夏炉冬扇 様
こんばんは!
そして、コメントありがとうございます。
親子仲良く…と言われますと、まだまだ緊張してしまって、まともに話せません(=_=)
早く親父超えをして、安心させてやりたいものです(職種が違うので難しいかな…)
娘さんからのプレゼント、パティシエ?らしい、粋なプレゼントですね!
ちなみに、整体師ではありません。
夏炉冬扇の意味、気になったので調べてみました。
時期はずれの無駄なもののたとえ。また、無用なもの、役に立たない言論や才能などのたとえ。夏の囲炉裏いろりと冬の扇うちわの意から。
という意味だと書いてありました。
素敵なブログ読ませて頂きました。
またお邪魔します(^_-)-☆
by kaya (2012-06-18 21:26)
来て頂き有り難うございます。
鍼灸師の方ですか?家族に鍼灸師の方が居るといいですね。
by どくだみ (2012-06-21 19:52)
> どくだみ 様
職業は鍼灸師ですが、家族に重宝される程ではないかもしれません(=_=)
by kaya (2012-06-21 21:24)