行動に関する何故 [日記]

患者さんを治療していると、『何故』そうするのか?という疑問に遭遇します。

というか、その連続です。

リハビリをしている時は、わりと簡単に解明することが出来ます。

手で触れるもの、目で見えるもの。

脚を上げるという動作、腕を挙げるという動作、その動作一つ一つを分析します。

それを、患者さんに理解してもらう方が、難しい。



しかし、心の動きというのは、非常に解読が難しい。

なぜ、そういう行為に至るのか?

いわゆる動機。



子供が雨に濡れて、はしゃいでいる。

歓喜の雨?

固有の現象に対するその人の感情は、今に始まったものではなく、遠い昔からの因縁があったりします。

思い出だったりとか?

僕自身、普段だったら雨には絶対濡れたくないですが、時々何故か濡れたくなります。

自分の中の、何かのルールを無視しているような気分。

気持ちが良いです。

罪悪感ではなくて、何て言うんでしょう…さぁ?



困らせて他人の気を引く、常套手段かもしれません。



僕には、玄関の施錠を何度も確認する癖があります。

これは不安神経症というのでしょうか?

『何度も』ではなく、『何度か』ならリスクマネージメントの一種かもしれません。



ある自閉症の患者さんに、何度も扉を開け閉めする傾向があります。

自閉症には特有の症状だそうです。

扉という扉、玄関、トイレ、冷蔵庫、電子レンジ。

(しかし、蓋にはあまり拘らないみたい)

結果として発生した行動も重要ですが、それよりも動機は?



行動が先か、動機が先か?

(笑顔を作れば嬉しくなるし、嬉しくなれば笑顔になる?)

笑顔は、感情を解放するための手段?

それとも、誰かに伝えようとしている?
タグ:自閉症
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