優柔不断、小心者、卑しい者、自尊心の塊 [日記]

高齢者の往診に行くと、お茶を用意して頂けることがあります。

ヘルパーさんだと、絶対にお断りしているそうですが、医師や鍼灸師の場合はどうなんでしょう。

御厚意はとても嬉しいのですが、一日十数件も行くとなると、若干苦しくなることがあります。

特に、トイレが。



『まぁまぁ、ちょっと飲んでいき~や~』

行く先々でお菓子の詰め合わせを貰うのに、どうやっても太らない。

なぜだろう?



最近は、ちょっとは忙しそうな雰囲気を作る努力をしています。

実際、スケジュールは詰まっているので、ゆっくり談笑している場合ではないのですが、どうもなんていうか…ノリが悪い?

こういう時、良い先生って何だろうな~と考えます。

(良い人に見られたいという卑しい心が丸見えだ)

僕でなくても当てはまる事は、僕でなくても良い。

じゃあ、誰がその人の話を聴けるのか?

『あ、それ、僕の仕事じゃないから!』

そう思った奴は、非情な奴だ(-_-メ)



『ここが気になる、ここが痛いような気がする、この病気が心配だ』

診られるところは診るようにしています。治療するかどうかは別の話で。

鍼灸師は、スペシャリストと言うより、ジェネラリストの要素が強い。

総合医という言葉はありますが、つまりは、医科のような専門分野に縛られず、症状に対しては何らかの施術が可能だという事です。

もちろん、西洋医学が得意とする分野に対しては分が悪いですが、何とか出来そうだと思った瞬間に、思考が働き始めます。

せっかちな性格なのか、知ってしまったことは、可能な限りその場で実行したいと思ってしまう。

どうしても今、しなくても良い事なのにな~。



結局、良い人に見られたい一心で、自分を貶めている。

何とかしてあげたいな~という善意の裏に、巧妙な作為がある。

そういう優柔不断が裏目に出て、間の悪い事に、他の患者さんから催促の電話が(>_<)

『○○時に来てくれるって言ったのに!』

遅くなっていることを、見棄てられたと思ったみたいで、とても申し訳ないと反省してます。

(実際には、患者さんの思い込みだったんだけどね)



本当は、忙しい姿は一切見せたくないんだけど、どうもそれすら出来なくなってきちゃったみたい。

なんだかな~、たまには昼飯ぐらいゆっくり食べたい、な。
タグ:往診 在宅
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