Parkinson's disease(パーキンソン病)と鍼灸治療 12 [日記]

パーキンソン病(http://merckmanual.jp/mmhe2j/sec06/ch091/ch091d.html)は進行性であるにも関わらず、いま現在少しずつではあるが、動作能力が改善しつつある。

これは、どういうことなのか?

ひと時の夢を見させているだけなのだろうか?



鍼灸で、パーキンソン病自体の進行を止められているかどうかは分からない。

しかし現実に、無表情だった顔が笑うようになり、色艶も良い。

ダルマのように転がっていた患者さんが、スムーズに起き上るようになっている。

医療における介入の効用が最大限に発揮されると、こういう事もあるのかもしれない。

逆に言えば、既存のやり方は、その患者さんのスタイルには合っていない。

なぜなら、話を聴かないから。

聴かないから、目的を見失う。



主訴を徹底的に洗っていく。

些細なことでも良い。

何でもいいから、良くなったと実感させること。

そういう事の積み重ねが、いつか運命を覆す日が来るだろう。
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きりたん

聴くというのは、大事なことなんですね。
by きりたん (2012-06-23 12:41) 

kaya

> きりたん 様

発語が困難な患者さんでも、何らかの意志(意思)は発している。

それを拾うのも、対話かと思います。

聞診(ぶんしん)という言葉があります。

話を聴く時の『聞く』とは違います(それは問診と言います)。

音、臭いなどを調べるという意味です。

食べ物の味利き?みたいなものかな。

野菜や果物の鮮度や食べ頃を判断するための、アレと似たようなものかもしれません。

野菜や果物の会話する、それに等しいことを人に対しても行っている。

そういう感じかもしれません。
by kaya (2012-06-24 00:11) 

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