なぜ、マッサージ信仰は無くならないのか? 1 [日記]

「今日は、なんだか全身が疲れてて…」

ほいほい!

ろくに調べもせずに、モミモミ。

「本当にお疲れですね~、肩ガチガチですよ(#^.^#)」



“お疲れですね~”って言葉が使えるのは、知り得る限り原因疾患を除外した上での台詞。



無免許マッサージはどうか知りませんけど(もともと治療行為とは銘打っていないから、平気?)、国家資格を持っている者が、知りませんでした~分かりませんでした~では、具合が悪い。



だから、

「今日は疲れてるんです(ちょっと揉んで下さい)」

って言うのが、実は一番厄介だったりする。



お医者さんの中にも、マッサージが好きな人は多いし、僕はなかなか気に入った施術者と巡り会わないけど、嫌いではない。



疲れている理由が本当に単なる疲れなのか、それとも何かしら病気があるんじゃないか。

色々考えて、一応の結論を出す。

これなら、僕が施術しても良いレベルだろう…って。

何でもかんでも、紹介状書いてたら、ただのバカだし、お医者さんにしても迷惑なんじゃないかと、遠慮はしないまでも、控えているつもりです。



むか~し、まだ勤めていた頃、頭痛と全身倦怠感で来院された患者さんがいた。

必ず、マッサージをオプションで付けて、ついでに鍼もしたりしていた。

当時は、僕自身の施術に対するバリエーションや理論に穴があり過ぎて、肩凝り頭痛倦怠感などの症状に、漫然と鍼を打っていた。

直後は楽になる傾向にあっても、週に3~4回という高頻度で施術しなければ、患者さんの満足いく結果を残せなかった。

その後しばらく来院されなかった事があった。

二週間ぐらいして、再び来院された時に、原因が判明した。

甲状腺機能低下症だったと言う。

肩凝りや頭痛、倦怠感も9割程度改善し、以前と比較すると元気になっていた。

残りの1割が、本当の疲れや肩凝りだったんだろう…と、今では思っている。



当時勤めていた鍼灸整骨院は会社組織で、個人開業よりも規模が少し大きかった。

月に数回だが、カンファレンスなんかもあって、症例検討には事欠かなかった。

でも、整骨院の色が強かったためか、報告例も整形疾患が大多数を占め、内科に対する知識は乏しかった。

という言い訳を差し引いても、これぐらいは、ピン!と来なくちゃならんだろうけど。



実際問題、鍼灸師には診断することは許されていないし、その判断能力も医師のそれとは比較にならない。



つづく
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夏炉冬扇

今日は。
ぎゅらりぃのお隣がマッサージさんで、妻が時折やってもらってます。私もやってもらうのは好きですが、妻ほど凝らないので。
by 夏炉冬扇 (2012-08-15 17:46) 

kaya

> 夏炉冬扇 様

いつもご訪問ありがとうございます。

きっと、良い先生と巡り会ったんでしょうね、何よりの宝物だと思います。

肩凝りは無い方が良いに決まってますが、病気と同じように、ご自身では気付かない(気付けない)肩凝りもあると聞きます。

生活に支障がなければ、それが一番です。

これからも、ブログ楽しみにしています(僕も畑を耕したいんで~す!)。
by kaya (2012-08-15 18:40) 

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