週末の話と告白 [日記]

久しぶりに気心の知れた仲間と飲んできました。

仲間と言っても、そのルーツを辿れば、同級生でも同じ職種でもなく、(僕は客で)連れは自動車のディーラーさんです。

初めは、車の故障が原因でそのお店に出入りすることになったのですが、その後、車の改造にのめり込んでしまって、毎週末に通うようになっていました。

いま考えれば若気の至りというやつですが、それはそれで楽しいものでした。


僕は、いわゆる暴走族ではありませんでしたが(怖くて近寄れない…)、今から考えると相当危ないこともしてたんだな~と反省しています。

今だから告白しますが、一度だけパトロールカーから逃げたことがあります。

逃げるのは宜しくない事ですし、潔くお縄を頂戴した方が身のためです。

自分がどうこうと言う事もありますが、家族やその他周辺の人達、無関係の人まで巻き込む事になります。

車の性能も良いモノではなかったし、運転が上手かった訳でもありません。

運よく、前方の信号は全て青。

スピードメーターを読む余裕はありませんでしたが、多分3速でレブリミットに掛かっていたんだと思います。

奇跡的に振り切った時は、馬鹿みたいに勝ち誇った気分になって、自分でも頭が可笑しくなってたんじゃないかと思います。

罰は免れても、罪を犯したという事は一生涯背負います。



“何か”を共有すると言う事が、こんなにも自分の感覚を麻痺させてしまうのか…と、ちょっと怖くなったりもします。

そうやって、道徳的に宜しくない事をやってのけてしまう、そういう感覚に慣れてしまう。

何て言うんでしょうか、危険とか背徳とか、そういうモノの中でしか自己証明できない、そういう状況の中で活動することで、生きている実感が得られる?陳腐な表現ですが、そんなモノだったのかもしれません。



そういう彼らとは、今では一線を引く形で交友が続いています。

美味しくお食事をする程度ね。

もちろん、彼らも生活環境が変わって、それとなく落ち着いているようには見えますが、根っこの部分は変わらないように思います。

ただ、そういう彼らとの交友があるという事が、一種のバランサーのように働き、今の自分のポジションを計っているのかもしれません。



10年が経ち、今と昔とでは住む世界が違うのだと、しみじみ感じます。

もう、彼らの話の大部分について行けません。

共有している部分があるからこそ、自分は安穏としていられますが、赤の他人だったら、まず近寄りたくない、そういう雰囲気を醸し出しています。
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