褒めて欲しい時とか、何かを共有したい時のサインを見逃さないこと [日記]

昨夜の自閉症スペクトラムの番組ではないのだけれども
相手が何らかの意思を示している時、
例えば、感動を共有したいとか
知識を共有したいとか
あるいは、褒めて欲しいとか
そういう時の、ちょっとした視線を逃さずに捉える事が大事なんだと思った



患者さんからの「好きです」という咋(あからさま)な好意には応えられないのだけれども
そうではない友好的な感情には積極的に応えるようになれたらなぁ~って思います

例えば
芸能人だと、決して手の届かない存在という柵があるはずなので
ファンの人もそれなりに体裁を保って近接してくれるんだけれども
身近な存在で、何とかなりそうだと思われてしまうと
相手の矛先をどう躱すか(或いは受け止めるか)苦労する時がある
良くなって欲しいという思いがあるので、蔑ろには出来ないのだけれども
やっぱり、そういう患者さんに対して、誠意をもってお断りする以外ないのだと思う
例え、それが治療の不完結を意味するとしても、やっぱり仕方の無い事だと思う
恋愛感情に至らないように、それとなく、こちらが主導権を握り続けて
最後には良くなってもらいたいと思う
たまに、こういう患者さんも居たりする

この人は何でも聞いてくれる人なんだ、と
思われるのは簡単だけれども
それを仕事の範疇で、と
念を押すことが肝要だが
何かのプロセスを経ると
そういう感情よりももっと高次な、何と言えば分らないのだけれども
そんな尊い感情が生まれる時もある



話が逸れた
褒めるというのは、治療の上で
とても大切なことだと改めて思う
今までにも何度か振り返ったけれども
最近、特に思うようだ
「口だけ」ではもちろんダメなのだけれども
その口から出る言葉が真実なのかどうかは、患者さんは知っている
本当にやるだけやって、そして最後に一言
このスパイスというか、エッセンスが大切なんだろう
それらが多すぎると、ただ不味いだけ諄(くど)いだけ

「私、よく頑張ってるでしょ~」
と、笑顔で言った時には
間髪入れず、すぐにそれを褒めること
遅ければ意味がないと思う
タイミングというか最高潮の瞬間があるから
その時に合わせて確実に射抜く
相手の尊厳が最大限に昇華されるような、そのタイミング
「間(ま)」とでも言うべきか

空気を読むというのは
人間の場合、ほぼ視線を頼りにしているらしい
「目は口ほどにものを言う」と言うが
実際に、人間は相手の目を見て思考や感情を読み取っているらしい
だから、目隠しした状態では、相手の心を読む材料が乏しくて判断に苦しむ場合があるかもしれない

リハビリをしていると
相手の能力や自分の技術というよりも
如何にやる気を引き出させるかという事が課題となる
手技的な技術問題は、まぁさておき
心理的な技術は最初の入り口で大きく左右する
それを才能と言ってしまっても良いのかもしれない
もちろん、訓練すれば修得できる技術ではあるのだけれども
人当りが良いとか、そういう意味での才能は矢張りあると思う
幼少期の育ち方が、先天的な問題もあるかもしれないけれども
誰とでも仲良くなれる、そういう人を羨ましく思う



自分が褒められた時は、どれぐらい嬉しかったのだろう…と、思い出してみたけれども
あまり記憶に無かったりする
ちょっと悲しくなったカモ…
たぶん、色んな人に褒められているんだろうけれども、その自覚がないだけかもしれない
或いは、褒められるような人物ではないのかもしれない

褒められるために仕事をしている訳じゃない、とは言わないけれども
人を褒めるというのは、褒められた事がないと分からないのかもしれない…と思ったり

褒めるとか、ありがとうとか
そういう肯定的な感情や言葉は、これはつまり相手へのプレゼントだと思う
プレゼントは英語で「贈り物」であると同時に「現在」という意味でもある
「現在という時間」をプレゼントという単語で表現している英語って、面白いな~って思ったり
そういう甘美な言葉は、その時その瞬間に贈られる事に大きな意味がある



内容がまとまらなくなってきた…
取りあえず雑感でした
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コメント 4

elm

なんか、酔っているみたいですねえ。
by elm (2013-08-06 22:36) 

大摩

>elm 様
そうですね、酔ってました
(いつも酔ってますけど)この日は、下書きせずに、そのまま載せました
いつもこういう書き方をしている訳ではないですけれども
日記って、人に読まれる事が前提でなければ、多分こういう書き方でもいいのだろうと思います
by 大摩 (2013-08-06 23:02) 

elm

そう、なんか楽しんでるっていうか、
思考の流れに乗って遊んでるっているか、
いい気分だったんですねえ。
by elm (2013-08-08 00:37) 

大摩

> elm 様
やっぱり、自分の言葉には責任を持たないといけないと思うので、よくよく考えた上でやっぱり書かなかったり…
でも、それって
普段から自分の思考に迷いや不安があるからなんでしょうね
思った事を直ぐに書くという事は
どんな事があっても揺らがない信念があるということなんでしょうね…
自分を曝け出すという事に、恐怖心があるんだと思います
虚栄心というか、そういうもんだと思います
この日は、やっぱり呑んで理性が緩んでいたのか、楽しく書けたと思います(^^)v
by 大摩 (2013-08-08 01:27) 

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