介護保険が入っているのに、リハビリを希望する患者 [日記]

しかしながら、介護保険が介入していても、別途リハビリを希望される患者さんは少なくありません。

諸事情ありますが、それでは満足出来ないと言った状況。

満足出来ないのが、患者さんの我儘から来るものなのか、それとも法制度自体に問題があるのか、それとも事業所の方針に問題があるのか、それは分かりません。

そういった患者さんは、現行の法制度の外で、自分の意思で自費施術を受ける事になります。

現在では、理学療法士が病院から独立し、各々にセラピーサロンを開業し、個々の患者さんの状態に合わせて極め細やかな施術プランを用意している所もあります。

僕も駆け出しの頃は、なんでもやってやろうと意気込んでいましたので、それこそ、鍼灸以外の仕事でも何でも請け負っていました。

おかげで、それが今の肥やしになっているのは事実です。



大真面目だった頃は、これ(介護保険)じゃあ僕自身でも満足出来ないな…とか思ったりもしましたが、実際には、それで必要十分だったようにも感じます。

必要以上にやってもやらなくても、患者さんの状態や素質、努力度によって、同じものを提供しても結果は変わってくる。

保険制度は、平均点でいいのです。

平均以下になった場合、補習が必要でも、それは自費扱い。

平均以上を望むなら、それも自費扱い。

この分野は、それほど熱くなる必要が無いのだと、そういう風に納得する他ありません。

歩けるようにならなくて、当然…とまでは言わなくても、歩けるように出来なくても、誰も文句は言えません。

歩けるようになったら万々歳!



鍼灸師の僕としては、他人の庭に態々踏み込まなくても、それを傍観しているだけでも、悪くはない。

寧ろ、その事に口出ししたり、介入したりする方が、聊か面倒な事になるというケースもある。



ただし、これは多業種が連携することを否定する意味はない。

患者(利用者)の情報を共有した上で、最善のプランを構築する、このことについては異議はないし、寧ろそうするべきだと思う。

しかしながら、介護事業所内ですら、その連絡事項は伝達されていないらしい。



要は、鍼屋は鍼をするのがスジだという事。

なんか小難しく書いたけど、自分の仕事をキッチリしましょう、という事だ。
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