治療を選ぶのは患者さんの自由ですが… [日記]

電子を流す治療というのがあるらしい…


駅前の一室を借りて、いわゆる干渉波治療器みたいなモノを設置している会社がある。

パンフレットをもらってみた。

整骨院とか色んな所で営業もしているらしい。

プランには二段階あって、無料と有料がある。

有料プランは20分500円だそうです。

営利目的ではないと患者さんは言いますが、家賃や人件費も発生してボランティアは無理だと思う。

仮に、非営利法人であっても経営スキルは必要。

どんなことでも活動するには資金が必要。



聞き始めの頃は、なんか怪しい訳の分からないモノだと非難していたこともあった。

でも、それが患者さんの心の拠り所となっている以上は無碍に出来ない。

患者さん自身もそれが効いているとは実感していない。

でも、何かしらの希望は持っている。

害は無いとこちらが判断出来るなら、容認すべき事かもしれない。

但し、そういう所に無用な私財が投入されるというのは看過出来ないかもしれない。



その患者さんは、多発性硬化症という病気で難病指定されている。

発作が起きる時は激痛と痙攣があり、活動困難になる。

初めてお会いした時は、発作の様子にかなり戸惑った。

まるで悪魔に憑りつかれたような硬直。

意識がはっきりしているだけに、苦しむ様子が痛々しい。

今では薬の効果か、少し歩けるようになっている。



多様な選択肢がある中で、どんな方法を選ぶかは患者さんの自由ですが、それが適正なものであるかどうかを判断することも、患者利益になるのではないか?

例えば、鍼灸適応外だと判断すれば然るべき医療機関に紹介すべきだし、不適切な方法だとこちらが思えば、その説明義務がこちらにもある…(後者に関しては、そういう風には出来ないかもしれない)。
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